体験記 K・I様 60代 男性 その3

 こうなれば、模範となる患者になってやるとの心境で受診予定の病院へ連絡※④し、一路帰宅の途につきました。
 家に着いてもなかなか病名※⑤は言えなかったのですが、隠す事もできないので「今日、ガンと言われたよ」と一方的に話したところ別に取り乱しもせず、とにかく早く※⑥病院へと言うことで心配した程ではありませんでした。
 さあそれから手術迄の期間の考える事は、故郷の友や、人間の命のはかなさ、これまでの人生の大切さ、色々な事が、よく言われる走馬燈のように駆け巡りました。

 6~7回の通院の後、いよいよ2月22日に手術です。
普段、特に会話もない長女と長男も来ています。
もしかしたら俺は・・・・・・・と思うと切ない感じで家族の顔が見られません。
それも束の間、いつの間にか眠り込んでしまいました。




※④:病院によっては、曜日ごとに担当科や担当医が異なっていたり、初診でも予約が必要となったりする場合がありますので、お電話で確認されてからの受診をお勧めいたします。
 紹介状については、かかりつけの病院や過去に受診したことのある病院など、決まっている場合は、その病院宛ての紹介状をお書きします。
 しかし、決まった病院が無く、突然の告知に戸惑う方も多くおられますので、決められない場合は病院を指定せず紹介状をお書きします。無理にその場で受診先を決定する必要性はありませんので、帰宅されてから受診する病院を検討していただきたいと思います。

※⑤:昔は医師と家族で話し合い、どのように患者さんにお話しするか、またはしないか検討したものですが、今後は御本人が家族にどう打ち明けるか悩まれるという逆のケースが多くなると思われます。

※⑥:数日や数週間の単位では病気が進行する可能性は低いですが、治療ができるような総合病院や大学病院などでは、治療及び治療前の術前検査の予約が混み合っている場合があります。
 また、治療の為の長期的なお休みを取るとなると、お仕事との兼ね合いもあると思われますので、初回は早めに受診していただき、余裕を持って治療計画をたてていただくことをお勧めいたします。